嫌われる勇気 幸せになる勇気
友人のおススメ本でした。良い本でした。
アドラー心理学を実践して人生をシンプルに
今ココに戻すための思考のツールボックスだと思いました。
特に使えるなーと思った事を列挙します。
原因論→目的論
課題の分離
承認欲求の否定
幸せ=貢献感である
悩みは対人関係からのみ生じる
幸せは対人関係から生まれる
キーネシスからエネルゲイアへ
人生は一瞬の点の連続である
今ココ
ライフスタイルは主観的に選んでいる 変えてよい
人生のかじ取りを自分の手に戻す為の考え方だ
思考のツールボックスとして少し取り入れるだけでも人生がかなりシンプルになる
①原因論→目的論
自分にあてはめるとトラウマや過去の因果から解放される考え方
他者にあてはめるとより建設的な関係つくり
②課題の分離
その問題の引受先はだれか?他者の問題と自分の問題の分離
例えば、相手を愛するのは自分の問題だがそれによって相手が自分にどう対応するか?愛してくれるのか、
嫌われるのか、それは他者の問題
自分の事ではないと分離する
これだけ聞くとドライな考え方に見える
③承認欲求の否定
褒めることも叱ることも無い
承認欲求を満たされると幸福感を得れるが自由ではない、
そこから幸福感を共同体への貢献感
(貢献感というと自分が貢献しているという実感のようなものか)
へと転化することで自分の手に人生の主権を取り戻す
④自己実現から今ココが満たされる生き方
目的地に到着する事を目的とするキーネシス
その道すがら幸せを実感してい生きていくエネルゲイア
過去も未来もなく、ただある 今ココが充実してその刹那の連続が人生という線になる
偉大な事をなした人も振り返えってみれば、こんなところにまで来たんだという考え
終わりに
承認欲求の否定という考え方を受け入れたとき、自分自身すごく自由な気分になりました。
幸せ=貢献感だ とするのは極論のような気がするが確かめてみる価値がある考え方だと思います。
今自分が属している共同体を洗い出して、何が貢献になるか?考えて実行することは
ある意味、迷いの中にある中で自分の行動指針のコンパスを持つような確かさがある。
何やかんや問題を抱え込んでしまう人、あれもこれも自分でやってしまって疲れてしまう人
課題の分離を実践してみてください。
日本人はお互いさまの道徳観で自分の問題も他人の問題も我が事のように混ざり合ってしまう人が多いと思う。
これは日本人らしい良い面ではあるけれど、だからこそ課題の分離という概念取り入れ実践することでもつれた糸をほどくことができると思います。
また個人的にはこれが答えだ!とアドラー原理主義に傾倒してしまうとかえって不自由になるのではないかと思う。
使える考え方を取り入れ実践し、自分なりの哲学を形成したい。
それが普遍的な欲求である優越性の追求、探求だろうと思う。
どちらか一冊ならまずこちら。