ブログ運営の笑えない笑い話を1つ
ある兄弟の話。
10年ほど前の話です。
その兄弟はブログ運営を副業として取り組んでいました。
目次
どんなブログを運営していたの?
当時にブログ業界で
特に副業ということになると
特定のキーワードでSEOをかけて
物販するか
クリック課金広告に誘導する
というものでした。
いまとそう変わらないのですね。
大きく違うのは
神の手先になるか
神を騙すか
という点です。
当時の
SEO対策というのは
小手先のテクニックで神を騙す事におもきが置かれていました。
現在は
もう神には敵わないと
全員気づいてるのでそんな事する人あまりいないです。
▼具体的なテクニックというのは
・キーワードを含むだけで答え返さない記事
・記事内のキーワード比率の調整
・サテライト被リンク
・リンク購入
など
今は
キーワードの検索意図を推測し適切な答えを返す 競争です。
あと、
信じられないかもしれませんが
SEOってヤフー対策と神対策で大別してたんですよ。
びっくりしますね。
ヤフカテとか懐かしいですね。
脱線しましたが
とにかくキーワードに対して
大量の関連キーワード記事を投入する事で
ある程度のアクセスが稼げる時代でした。
ですから
当然
記事を増やすために打てる手として
①他サイトからパクる
②記事購入
③書き手を増やす
の3点がありました。
ちなみに①の他サイトからパクるってテクニックは
未だに横行してます。
友人のブログはある業界で
トップのブログですが
まるっとパクられたりしてるって話してました。
ちなみにワードプレスだとパクリ禁止できるプラグインがありますよ。
パクリ防止できるテンプレートもある
①は神の意図に反するし
ポリシー違反でリスク高いので辞めたほうがよいですよ。
肝心の広告停止になると意味わからないので。
②記事購入
記事を購入してきて
ブログに投入する方法です。
たまに記事はリライトしてくださいとか
注意書きあるものもありますね。
まあ完全に無駄です。
まったく同じ内容を同じ文脈で同じキーワード構成で
書いてるブログが複数あっても
検索エンジン上不要ですので
運の悪い方が排除されます。
優れている方、早く記事あげた方ではなく。
ということで
兄弟は③の書き手を増やすことにしました。
選んだのは
従業員ではなく外注です。
なぜかというと
兄弟は自由を得るためにブログ運営を選んだので
拠点を持ちたくなかったからです。
外注はどのようにやったのか?
①マニュアルを作る
②ライターを探す
①マニュアルを作る
夜な夜なワードに向かって記事作成マニュアルを作りました。
記事作成は
パクるな
参考にして自分の言葉で消化して人に教えるつもりで書く事
とか
いろいろと例文をだして10ページくらいの
簡単なPDFです。
②ライターを探す
ネットで探すか
リアルで探すか
ですが
両方でライターを探しました。
リアルでは
地域情報誌の三行広告に求人を出しました。
自宅でPCだけで出来る記事作成の内職
というような内容です。
で、希望者は
履歴書持ってきてもらいカフェで面接。
大体の作業作成内容をお伝えしますが
そんな事より
重視したのは
お互いに直接顔をみて話をする
ということ。
希望してくれた方からしても
顔も知らない状態って怪しすぎるでしょう。
それと
不正を働きにくくなると思っていたのです。
ネット募集では
@soho
が有名でした。
現在なら
ランサーズなどを利用することになるでしょう。
@sohoで募ったライターさんは
面接は無しでした。
やってみて気づいた事が2点ありました。
①リアル募集は全員女性、ウェブでは男性も多かった。
応募者ですが
リアルで募集した人は
全員女性でした。
主婦とか自宅警備しながらちょっとお小遣いほしい
という。
毎日やって
月3~5万くらいなので
ちょうど良かったんでしょうね。
@sohoでは
結構男性が応募してきました。
今考えると
ブログ運営者だったかもしれない。
②リアル募集の人は続いたけどネットの方は連絡取れなくなるのが早い
ネットだと
同じような仕事でも
記事単価高い方にながれるからか・・・
面接してない弊害なのか
せっかく募集してマニュアルとか渡して指導しても
すぐに連絡が途絶えてしまいました。
リアルの人は
結構続く。
スーパーライター誕生
キーワード投げて
納品までが
めっちゃ早いライターさんが一人誕生しました。
ちなみに
記事の納品は
テキストでメール添付か
ワードプレスに権限制限しての投稿か
今だと
ツイッターDM
ラインとか
いろいろやりやすい方法はあるかと思います。
で
そのライターさんのおかげで
キーワードの抽出から
サイト構築まで
大忙し状態です。
数ヶ月でクリック広告の収益が伸び始めて
完全に軌道に乗り始めました。
広告停止!
兄から知らせを受けました。
ポリシー違反の通告が来ていると。
そして
広告は停止されました。
人間は
進捗こそがモチベーションになります。
積み上げた
積み木を崩された時 やっぱり心折れました。
原因はなんだったのか?
実は
スーパーライターさんが上げてた記事が
途中から全部パクリだったことが判明しました。
驚きました。
納品された記事を全文
検索エンジンに入れてみると
なんと
別サイトがヒットしたんです
一字一句完全パクリでした。
まさか!?
直接顔会わあせてますし。
マニュアルにも他サイトの記事をパクるなと書いてましたが。
これだけ堂々と記事をパクってくるとは・・・
これは完全に兄弟の手落ちでした。
外注ライターを雇う教訓
①パクリかどうかきちんと確認しろ
②面接して相手の名前とか全部わかっていてもやる人はやると知っとく
③サイトビルドとかキーワード抽出とかサイト構成案とか忙しくてもちゃんと確認しろ
④記事単価が安いと納品数増やす為に不正するのかも
とにかく記事の確認は大事だった。
あとのまつり。
【対策1】体験談の執筆依頼
キーワードSEOで外注すると
検索して出てきたサイトの情報を参考にするので
リライトしたところで
パクリとそう変わらないです。
オリジナリティが無い。
文脈が似てしまう。
だから
レビュー記事を書いてもらう
というのが結構適切な方法かもしれんです。
ライターさんは主婦層が多いのだし
化粧品とか渡して
レビュー記事として
キーワード渡した方がいいような。
商品名+価格
商品名+感想
商品名+副作用
商品名+コスパ
とかで。
これだと
100%オリジナリティがあるので
あと使っている
写真も一枚いくらでインセンティブつけてもいいと思う
【対策2】記事単価を上げる
当時は1記事500文字程度で100円とかでした。
今考えると安すぎた。
そりゃ不正もしたくなる。
オリジナリティのある体験談系の記事だと
今だと1文字1-2円で
1記事3,000文字程度で募集するだろうか。
【対策3】拠点を作る
外注って形えらんだけど
別に拠点作って
リモートワークOKで
週一とかで拠点に出勤してもらうスタイルも良かったかも。
これだと
モチベーションとか関係ない。
お互いに。
出勤してきてるのだから強制的に仕事モードになる。
【対策4】身内は外注に使いづらい
身内に依頼すると
なあなあになる。
続きません。
うまくやってる友人もいますが。
【対策5】広告の多様性をもたせる
クリック広告ってほぼ独占
代替広告では収益伸びません。
スマホ特価とかで
現状強い会社があったとしても
神と同じ土俵だと
早晩消えてなくなる。
だから
クリック以外の案件をしっかり構築しておくべきですね。
例えば
主婦のオススメ乳液5選
とか
商品紹介しやすいランキング形式やまとめ形式のページを1つ作る
そこへの入り口を増やすような形で記事を投入していく
とか
物販を増やす
物販を増やすっていっても電脳卸とかのマニアックな商品とかではなくて
楽天とAmazonへの送客がいいかと思う。
物販一つ一つの広告管理はさすがにキツイですから。
個人的には楽天頑張れと思っているけどAmazonがほとんど独占になるのかな。
ヤフー頑張れって思ってた事を思い出す。
僕たちは
四騎士に仕えるのだろう