自己投資図書館

家の庭陥没② 対策1.どこの工事業者に頼めばいい?

家の庭陥没事件のあらまし
第2話。

前回は

庭の陥没の原因について考察しました。

家の庭陥没①原因は?→汚水枡、雨水桝、水道管の水漏れによる土流出?

2020年5月20日

今回は
具体的に私達が行動できる対策を紹介します。

まずは
実際どういった工事業者に頼めばいいのか?ですよね。

どの業者に頼めばいい?→地元の水道屋さん

庭が陥没して
枡や配管に原因がありそうだと思ったら
とりあえず声をかけるのは水道屋さんです。

造園屋さんに声かけるのか?
水道屋さんか
設備屋さんか
工務店など大工さんなのか

めっちゃ迷いますよね。

ですが
ここで声をかけるのは水道屋さんになります。

しかし
水道屋さんは水道屋さんでも
宅内の水道設備の専門の業者

例えば

水漏れはすぐに連絡ください!
のような宣伝をしているところは注意が必要かもしれません。

こういう所は
土木工事
例えば
土の掘り起こしや
埋戻しなどの作業を外注するケースがあって
この場合かなり高額な金額になる場合があります。

今回 庭の掘り返しと埋戻しと土砂追加だけで
50万円の見積もりがありました。
さすがに頼みませんでしたが・・・
参考までに。
ちなみに
すごく人柄の良い信頼感のある職人さんでした。

この見積もり別にボッタクリってわけではなくて
その業者さんは自分の所で土砂をもってないので
他に仕事を依頼する必要があって
結果的にこうなったのだと思います。

また問題の対処方法も様々です。

全部を掘り返して確認しないと問題が特定できない会社もあれば
配管の配列や実際の水の流れを見て
どこに問題があるのかわかる人もいます。

また配管の流れを滞りなくするために
すべて配管を交換する人もいれば
肝になる枡の配置を調整するだけで問題を解決しちゃう人もいます。

枡を補修するにしても
見た目を重視してモルタルを薄く塗るところもあれば
見た目より耐久力を重視して分厚く塗るところもあります。

要するに
どこの業者さんも故意にボッタくってるわけじゃないんですよ。

技術やノウハウの蓄積
そして付き合いの長さをどの程度みているのか?
耐久力か仕上がりか?どこに力点をおくか?
という
様々な価値観の違いが見積もりの圧倒的な違いにつながっているんですね。
それが
施主側からするとボッタクリに見えてるだけなんです。

頼むのなら
道路の水道管の工事とかも自社でやってるような
土木が出来る業者さん
そして地元密着で
長い付き合い前提で信頼を大事にしている業者さんと出会えればベストです。

地元の業者さんはその土地のクセを分かっています。
そして長い付き合いが前提になるので
急ぎでない所をわざわざ掘り返して
作業を増やしません。

短い付き合い前提の業者
例えばネットの検索、SEOで上位にでている業者さんとかですね。
こういうところはネット経由で一見さんをいくらでも受注できます。
だから
結果的に短い付き合いになります。
そして
SEOで上位に出ているからと言って
技術力があるという証明にはなりません。

一回きりの付き合いになるなら
なるべく一気に工事をして大きい金額を受注したいので
家のアラを次から次へと指摘するのも当たり前の事です。

■ポイントをまとめると

▼庭の陥没なら地元の水道屋さんに声をかけるといい
▼設備専門ではなく道路の水道など土木もできるところが良い
▼SEO上位の水道屋さんだから技術力があるわけじゃない
▼どの業者も故意にボッタクっているのではなく所持している重機や技術力、価値観の違いで工事内容や見積り金額に大きな差がでているだけ

というこで
よい業者さんと出会えるまでは相見積もりを前提にいろいろと声かけて回る必要があります。

では、
どうやって探せばよい業者さんと出会えるでしょうか?

どうやって探す?①くらしのマーケットで探す

最近よく見かけるくらしのマーケット

これは技術をもった職人さんと顧客のマッチングアプリです。
レビュー機能があって星1つとかつくと
一気に集客できなくなるので明らかにマズイ業者さんに当たる可能性が低いです。

丸投げ業者に泣かされている
腕の良い職人と直接出会えます。

僕の感想では
SEO上位の会社より安いイメージです。

ただ問題があって
1つは
こういうマッチングサービスの場合
仲介手数料がかかることがほとんどです。
あえて仮にといいますが
3割とすると・・・

20万円の工事を依頼すると
6万円が手数料。
お店からすると14万円の工事ということです。
つまり
直接依頼していれば14万円で受けてくれるところがあるかもしれない工事だったということです。

レビュー件数を増やすために
ある程度 格安で請け負ってる所もあるかもしれませんが

また
一度信頼できる業者さんと出会えても
仲介業者
つまりくらしのマーケットをけっとばして直接依頼することで
業者さんに迷惑がかかるので
毎回マッチングアプリから発注することになります。

利用規約の
『第11条 中抜き取引の禁止』ってのがあって
利用者であれお店側であれ
違約金が発生するような規約になってます。

そりゃ
マッチングサービス提供者側からしたら
死活問題かもしれませんが
やっぱり不自然。

こういうマッチングアプリは
一見客前提や薄利多売なら
毎回アプリ経由でいいのですが
地元の信頼できる業者さんをみつけても
毎回アプリ使わなければいけないのなら
別のルートで出会えれば良かったですね
ということになります。

どうやって探す?②仲介の不動産さん屋さんに声をかけてみる

水道関係のトラブルは

通常築古の建物ですから
投資物件であれマイホームであれ
中古で購入した方がほとんどだと思います。

であれば
仲介してくれた不動産屋さんがあるはず。

こちらに声をかけてみると事をオススメします。

大手の看板をつけてても
フランチャイズで
中身は地元で長年やってる不動産屋さんってケースもあります
そういった不動産屋さんは
工事を頼める業者さんとのつながりが必ずあります。

また
瑕疵担保や保険など
打てる手を教えてくれる場合もあるかと思います。

どうやって探す?③ご近所さんに声をかけてみる

通常不動産というのは
複数が同じ時期にたつので

ご近所さんも同じようなトラブルを経験している場合が多いです。

ご近所さんが信頼できる業者さんとつながっている場合
喜んで紹介してくれると思います。

今回
私もすごく信頼できる業者さんと出会えたので
もしご近所さんで困っている人がいたら
喜んで教えてあげたいなーと思うので。

逆に

「高かったなー」

とか

「不安にさせる指摘多すぎて疲れたなー」

とか

「疑問があっても全力で否定されたなー」

とか

「庭に植えている花の上に荷物置いたなー」

とか

「話がぜんぜん通じなかったなー」

とか

信頼ポイントがちょっとでもネガティブにでた業者さんって
自信もっては紹介しにくいですから。

■ポイントをまとめると

▼くらしのマーケットは良い職人と出会えるよいアプリ

しかし、毎回アプリ経由になるのが微妙

▼仲介してくれた不動産屋さんに声をかけるのもいいです

▼ご近所さんが喜んで教えてくれた業者さんは信頼できるかも

つづく 次回は瑕疵担保や保険について

すいません
長くなりすぎたので
今回は以上です。

今回の内容をざっくりまとめると

▼SEO上位や設備専門の業者さんだと高くなるかもしれない
▼土木もできる水道屋さんがベスト
▼価値観や技術力や持ってる設備で結果的に見積もりが大幅に変わる
▼なので信頼できる業者さんと出会えるよう相見積もりしつつ探しましょう
▼仲介してくれた不動産屋さんやご近所さんの噂から見つかるかも?
▼くらしのマーケットは良い手だけど中抜き取引の禁止があるので毎回アプリ経由になるのが面倒。

至急対応が必要でなければじっくり
進めていきましょう。
それと
相見積もりって怒る人もいますし
こちらとしても気が引けますから
はじめから相見積もりと伝えておくといいと思います。

といっても
不動産屋さんやご近所さんなど
つよい繋がりで紹介された場合は
相見積もりって言いにくいですが。
たとえ信頼できる人の紹介された業者さんでも
人柄や工事内容、料金で納得できなければ
断る勇気も必要かもしれません。

瑕疵担保や保険については次回に

次回以降予定

対策②瑕疵担保はどうなる?仲介不動産業者さんとの対話
対策③家庭総合保険で対処できるのか?
結果①最終的にかかった費用

以前の記事

家の庭陥没①原因は?→汚水枡、雨水桝、水道管の水漏れによる土流出?

2020年5月20日