きっちりした目標を立てるより、幅を持たせた目標を立てる事で継続する力が1.6倍にもなることがわかっています。
きっちりした目標というのは
- 一週間に3冊本を読む
- 一か月で3キロ痩せる
といったことです。
改善すると
- 一週間で2~4冊くらい本を読む
- 一か月で2~4キロくらい痩せる
とすることです。
ダイエットプログラムの実験
ダイエットプログラムの実践者を二つのグループに分け
Aグループは「1キロやせる」
Bグループは「0.5~1.5キロくらいやせる」
と目標をたてました。
プログラム終了後有料のダイエットプログラムに継続して申し込んだ人の割合は
Aグループが50%
Bグループが80%でした。
実に1.6倍もの違いが生まれました。
なぜやる気が継続したのでしょうか?
- やる気
- 達成可能性
この二つが幅を持たせた目標の場合ほどよく刺激されるらです。
目標を立てることでやる気が刺激されます。
これならできる!とわくわくする感じが達成可能性です。
目標に幅の下限があることで達成可能性があがりますよね。
目標に幅をもたせる
というシンプルな工夫を意識する事で自分、他人の行動に大きな結果を及ぼすことができます。
自分の目標設定について設定例
- 一週間に3冊~5冊本を読む
- 一日4~6皿の野菜・果物を摂取する
- テストで80点とる→70点から90点とる
- 毎日する→一か月で20から30日する
- 月10万貯蓄する→月7から13万貯蓄する
他にも例はありそうですね
もし目標を立てる場面があれば適当でいいので幅を持たせることを覚えていてください。
ビジネスに応用する
この幅を持ったやり方を他人に応用するのもアリです。
ダイエットプログラムの実験では、有料プログラムへの参加者が1.6倍になったのですから
無料プログラムで人を集める→幅をもった目標→有料への継続
このパターンの場合大いに活用できるのじゃないでしょうか?
他者にその行動を継続してほしい場合
同じく幅をもたせた目標を設定してあげる事を意識しましょう。
参考文献
影響力の武器 戦略編: 小さな工夫が生み出す大きな効果 |
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影響力の武器 戦略編 P89 16.目標値の幅がやる気を誘う より