夜中にふと目覚めた時に
3歳の息子が痙攣している事に妻が気付いた。
呼吸もしていないように見える。
唇も真っ青。
明らかな高熱。
すぐに救急車呼ぶべきなのか?
それとも自宅で様子見をするのか?
コレは何なのか?
どうすれば良いのか?
当時のことを振り返りまとめた。
目次
熱性痙攣というものと判明
妻が小児救急電話相談や深夜に相談できるメディカルセンターに片っ端から電話。
僕は
スマホで症状をチェックして対応を調べる
急激な熱の上昇による熱性痙攣(けいれん)
で有るということがわかった。
2,3分で収まる場合は
単純型熱性痙攣であり
珍しい症例ではない。
何度も痙攣が起こった場合
複雑型熱性痙攣の可能性があり
てんかんの発作などを起こしやすくなるらしい。
熱性痙攣の原因は
原因は不明のようだが
6歳未満で高熱をだすと10人に1人は
起こることのようだ。
やってはいけないこと
歯をくしばっていても無理やりこじ開けたりしてはいけないらしい。
強烈な刺激も
大きな呼びかけも駄目。
これはあとでわかったこと、
痙攣始まってすぐに
食いしばっている歯をこじ開けて呼吸させようとしたし
大声で声掛けもしてしまった。
正しい処置はどうだったのか?
正しい処置
- 観察する
- 首周りは緩める
- 嘔吐物があれば拭き取る
- 必ずそばにいる
- 飲み物は飲まさない
- 熱を冷やしてあげる
- 体温測定
- 痙攣の時間や回数
- 左右対称かどうか?
- 眼球の動きをチェック
電話で相談するときも
この症状を伝えないと
担当の人も、救急車をよんで良いのかどうかもわからない。
すぐに、救急車をよんでいいのか?
相談窓口に担当によると
生まれて初めての発作だし救急車をよんで良い
おそらく単純型熱性痙攣
もし、もう一度痙攣したら遠慮なく救急車を呼べ
と指示を受ける
救急車呼ばなくても
夜間小児科のある大きい病院に直接運んでも良い。
が、生まれ始めての痙攣など、特殊状況はメディカルセンターなどでは見れないこともある。
と考えると、病院つれていくなら救急車が確実ではある
実際に夜間小児科に受診するなら
行く前に運び先の病院には必ず電話する。
「来てください」
と確証とってから向かうべき。
優先度
①夜間小児科にTEL 引受可能→自家用で運ぶ
②救急車を呼ぶ→ 運搬と病院探しを委任してしまう。
③メディカルセンター
と思う。
実際に僕らのとった対応
5分以内に痙攣は収まり
唇の色も戻りつつあったので
救急車を呼ばず
自宅においてあった
3歳時用の座薬を入れて熱を下げる
おでこと首の周りを冷やしてあげる
暖色の低いトーンの電気をつけて
夜中の間、子供の様子が激変しないかどうかチェックする。
ということを行った。
と冷静かいてみたけれど、
当日、痙攣が複数回に渡ったり
あまりに長く痙攣を起こっていたり
泡を拭いていたり
そういうことが重なっていたらやっぱり救急車を呼ぶ
という、選択をしたはず。
小児救急電話相談 全国電話番号早見表
TEL 携帯OK | 平日(月~金) | 休日(土曜) | ||
---|---|---|---|---|
1 | 北海道 | 011-232-1599 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
2 | 青森 | 017-722-1152 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
3 | 岩手 | 019-605-9000 | 19:00~23:00 | 19:00~23:00 |
4 | 宮城 | 022-212-9390 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
5 | 秋田 | 018-895-9900 | 19:30~22:30 | 19:30~22:30 |
6 | 山形 | 023-633-0299 | 19:00~22:00 | 19:00~22:00 |
7 | 福島 | 024-521-3790 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
8 | 茨城 | 029-254-9900 | 18:30~翌朝8:00 | 8:00~翌朝8:00(18:30~翌朝8:00) |
9 | 栃木 | 028-600-0099 | 18:00~翌朝8:00 | 8:00~翌朝8:00(18:00~翌朝8:00) |
10 | 群馬 | 03-5524-8135 | 18:00~翌朝8:00 | 8:00~翌朝8:00(18:00~翌朝8:00) |
11 | 埼玉 | 048-833-7911 | 19:00~翌朝7:00 | 7:00~翌朝7:0019:00~翌朝7:00 |
12 | 千葉 | 043-242-9939 | 19:00~翌朝6:00 | 19:00~翌朝6:00 |
13 | 東京 | 03-5285-8898 | 18:00~23:00 | 9:00~23:00 |
14 | 神奈川 | 045-722-8000 | 18:00~0:00 | 18:00~0:00 |
15 | 新潟 | 025-288-2525 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
16 | 富山 | 076-444-1099 | 19:00~翌朝9:00 | 19:00~翌朝9:00 |
17 | 石川 | 076-238-0099 | 18:00~翌朝8:00 | 18:00~翌朝8:00 |
18 | 福井 | 0776-25-9955 | 19:00~翌朝9:00 | 9:00~翌朝9:00(19:00~翌朝9:00) |
19 | 山梨 | 055-226-3369 | 19:00~翌朝7:00 | 19:00~翌朝7:00 |
20 | 長野 | 0263-34-8000 | 19:00~23:00 | 19:00~23:00 |
21 | 岐阜 | 058-240-4199 | 18:00~翌朝8:00 | 8:00~翌朝8:00 |
22 | 静岡 | 054-247-9910 | 18:00~翌朝8:00 | 18:00~翌朝8:00 |
23 | 愛知 | 052-962-9900 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
24 | 三重 | 059-232-9955 | 19:30~翌朝8:00 | 19:30~翌朝8:00 |
25 | 滋賀 | 077-524-7856 | 18:00~翌朝8:00 | 9:00~翌朝8:00(18:00~翌朝8:00) |
26 | 京都 | 075-661-5596 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00(15:00~翌朝8:00) |
27 | 大阪 | 06-6765-3650 | 20:00~翌朝8:00 | 20:00~翌朝8:00 |
28 | 兵庫 | 078-304-8899 | 18:00~0:00 | 9:00~0:00(18:00~0:00) |
29 | 奈良 | 0742-20-8119 | 18:00~翌朝8:00 | 8:00~翌朝8:00(13:00~翌朝8:00) |
30 | 和歌山 | 073-431-8000 | 19:00~23:00 | 9:00~23:00 |
31 | 鳥取 | 03-5276-9137 | 19:00~翌朝8:00 | 8:00~翌朝8:00 |
32 | 島根 | 03-3478-1060 | 19:00~翌朝9:00 | 9:00~翌朝9:00 |
33 | 岡山 | 086-801-0018 | 19:00~翌朝8:00 | 18:00~翌朝8:00 |
34 | 広島 | 082-505-1399 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
35 | 山口 | 083-921-2755 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
36 | 徳島 | 088-621-2365 | 18:00~翌朝8:00 | 18:00~翌朝8:00 |
37 | 香川 | 087-823-1588 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
38 | 愛媛 | 089-913-2777 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
39 | 高知 | 088-873-3090 | 20:00~翌午前1:00 | 20:00~翌午前1:00 |
40 | 福岡 | 093-662-6700 | 19:00~翌朝7:00 | 7:00~翌朝7:00(12:00~翌朝7:00) |
092-661-0771 | ||||
0942-37-6116 | ||||
0948-23-8270 | ||||
41 | 佐賀 | 0952-24-2200 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
42 | 長崎 | 095-822-3308 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
43 | 熊本 | 096-364-9999 | 19:00~翌朝8:00 | 8:00~翌朝8:00(15:00~翌朝8:00) |
44 | 大分 | 097-503-8822 | 19:00~翌朝8:00 | 9:00~17:00(19:00~翌朝8:00) |
45 | 宮崎 | 0985-35-8855 | 19:00~翌朝8:00 | 19:00~翌朝8:00 |
46 | 鹿児島 | 099-254-1186 | 19:00~翌朝8:00 | 8:00~翌朝8:00(19:00~翌朝8:00) |
47 | 沖縄 | 098-888-5230 | 19:00~23:00 | 19:00~23:00 |
※ 「休日」には年末年始の休暇を含む。
※ 平成22年7月5日より全国で実施
※リサーチ後変更がある場合あり電話使えないなどの場合公式ページへ
参考にしたサイト
今回スマホから慌てて検索して
下記のサイトを参考に対応した。
助かった。ありがとう。
https://sickchild-care.jp/point/5147/
その晩、それからどうなったか?
当日熱が下がった後
- 常に陽気に喋り続ける
- 目は見開かれている
- 僕らを凝視している
- すごいスピードで恐竜の名前を唱え始める
- アンパンマンとドラえもんの歌をずっと歌っている
正直、怖かった。
現在、どうやら大事無さそうではあるが
脳に障害が残ったのではないか?
と不安になった。
が、これは熱せん妄というもので
急激な高熱の時に脳内物質が大量にでることで
起きたまま夢の中のような状態になるらしく
不安ながらも様子をみた。
原因はなんだったのか?
インフルエンザA型だった。
翌日病院で判明。
タミフルを処方され
当日はタミフルを服用させたが
その晩幻覚をみて恐怖で泣き叫ぶのでタミフルの服用を止めた。
現状どうなっているか?
インフルエンザ発症から5日で
幼稚園に通常通り登園。
いつも通りで
脳への障害や
インフルエンザによる異常行動などの後遺症は大丈夫か?
などは
幸いな事に、とり越し苦労に終わったようだ。
まとめと教訓
まずは慌てずにしっかり観察して小児救急電話相談に電話だ。
それと
インターネットで症状をググってみるのも大変有効。
よほどのことがない限り
同じ症状の人は無数にいてるし
それぞれの対応を確認する事でパニックを防げる。
このブログ記事も慌ててどうしようもなくなった僕らのような夫婦の力になればと思う。
とはいえ、痙攣は怖い。
遠慮なく救急車を呼ぶという選択肢はとっても良いと思う。
あと、小児用の座薬、これはラスト1つになったけど
いざという時のために
年齢にあった座薬を常備しておきたい。
投与量をハサミで切って調整したりするのは
こういう極限状態で素人がするのは負担がある。
だから
自分の子供の年齢に合わせた市販の座薬を最低数個は置いておきたい。