【ひろゆき書き起こし】コンテナ物語本人の要約。なぜ日本の工場は衰退したのか?グローバル化と運送費の極限低下の影響。




元2ch管理人のひろゆきが
よくオススメに上げるコンテナ物語

この本の要約をニコニコで話している回があったので
書き起こししました。


コンテナ物語

ビルゲイツが
『オススメする本10選』にいれてたと思うんだよね

あのコンテナって分かります?
鉄の箱
今どき船って

めっちゃでかい鉄の箱がいっぱい載ってるだけじゃないですか。

電車とかでみたことあると思うんだけど

ただ鉄の箱がドーンって載っててさ

ほんの30,40年前って

例えば中国から日本にもの持ってきますって時とかって

ダンボールとかに詰めて

運んできて

そのダンボールを港で降ろして

それをトラックに入れて とかやるんですが

大抵ちょろまかすんですよ(運んでる人が)

盗む奴とかもいて
箱を開けちゃう奴とかいて

だからコストが高いんですよ

他にも税金ちょろまかしたり
麻薬いれたりとか問題があるんだけど
そんな従来の運搬方法と比較すると
コンテナって仕組みは全部鉄の箱で囲っちゃいます
と。
なので
船の会社も中に何が入ってるのか?
とかも
よう知らん
しかも 開けることもできません
そのコンテナのまま 今度は

電車に載せちゃうのよ。
で、電車に乗せて移動する。

例えば
中国からコンテナに入れました

そして神戸とかに着きます、、と

そのまま電車に載せます、、、と

電車でそのまま大阪にいって

大阪の工場で初めて開けます

ってなると

輸送中に盗まれたりとか

どういう製品が入っているか?とかっていうコスト(麻薬とか無断で入れられるリスクや検品作業とか)

ほとんどかからなくなるんです。

そんな感じで、昔は人の手が沢山かかったから

めっちゃお金かかったんですけど

今はコンテナだから クレーンでドーンって載せるだけだから

全然お金かからないし 荷揚げのスピードも

めちゃくちゃ早くなったんです

たとえば、1トンのダンボールです ってなったら

人間が運んだら100人がいたとして

一人当たり100キロだから

5回に分けて一回20キロ

30分くらいかかる。
100人で30分。

クレーンで行けば1トンとかドーンって10分とかでいけるし
100人も人いらないんですよ

100人の人を雇うってすげーお金かかるからさ

そんな感じで
お金がかからない運送手段として

コンテナってのは世界中に広まったんですよね

今時の船って

コンテナを効率よく載せられる仕組みになってます。

例えば昔中国から

日本にこういう物運びたいですって言った場合って
まず船を発注する必要があったんですよ

この1トンのダンボールの荷物を

あなたの船会社に頼みます

ここにに持ってってください

それいくらですか?
っていうの交渉しないといけないけど

今はコンテナを運ぶという場合

船会社の信用を担保する必要がないので
(不正が起こりようがないから)

どの船でもいいんですよ

だって誰も開けれないんだもん。

鍵かかってるから

で、コンテナが無くなったら

損害賠償すればいいから。

昔は輸送している最中に盗まれると

船会社が盗んだのか?

荷物をあげるときの労働者が盗んだのか?

電車載せる時の電車の鉄道院が盗んだのか?

分かんなかったんですよ。

でも、コンテナって開けられないから

盗難リスクゼロなんですよ

なくなったら船会社が100%悪いんですよ

なので

船会社が信用がなくてもできるようになったんですよ

○今までは
うちの船会社は絶対盗まないから信用できますよって言って仕事を取ってたんですけど

もう船さえあれば

誰でもできることになった

コンテナを運ぶってのは。

開けれないし盗めないからもう信用も必要ないじゃん

発注する側は

ただ、安いところを探す。

今はコンテナ船が

オンラインで

ここ空いてるからここに発注

みたいのができるようなったんですよ

例えば
たまたま今上海に来てる船があって

コンテナ何個分空いてまーす

お!3個分空いてんじゃん!
じゃあ発注!みたいな感じで

誰が運ぶとか全然気にしない社会になったんですよ

ただ、保険があればいい。
っていう感じで物の移動コストがめちゃくちゃ安くなっちゃった。

たとえば
日本usbドライブで

16GBのものを工場

に発注して作ったら

いくらだろうとかって分かんないじゃないですか

site:.cn usb 16g sale とか

ファクトリーとか入れて検索

押すと
一個いくらです
とか中国のサイトとかですぐ出てくるんですよ
多分100円200円で作れると思う

日本だと1000円2000円かかるとおもうんだけど
100円なら安いからこれでいいじゃん
ってなってドーンって発注して

お金もペイパルとか(オンライン決済)で払えたりするんですよ

昔だと中国の相手の会社に

どうやって送金するか

まず、相手の会社が信用できるのか

相手の銀行口座はどうだ?

送金の途中で止まったらどうするのか?とか

結構いろんな問題があったんですけど

今はペイパルとかでポチっと発注して

コンテナで運ばれて
中国の工場も

このコンテナで

運んでますっていうのが

オンラインで

見れるようになってたりする

ので

商品の発注側はもすごい楽になったんですよ

発注する側は

もう中国かどうかも関係なくて

要は世界中で

一番安く作れるところに

発注することができるようになったんですよ

別に中国じゃなくても

それがメキシコでもタイでもいい

インターネットのおかげで

世界で一番安く作れる工場に

発注が行くように

なったんですよね

世界で一番、安く作れる工場に発注が行く

ということは

時給の高い日本人の工場には

発注が来なくなりました

つまり 価格コム
世界中の製品が価格コムで競争しているようなもん。
(価格コムでわざわざ高い所頼まないよね?)
何を作ろうとも

もう価格コムで

一番安い所に頼もうよ ねっ?て

価格コムで出てくる店が信用できるかできないか

みたいな話があるけど
コンテナだから絶対来るのよ。

来なかったら

それは船会社が悪いって話になるから

これがグローバル化と

輸送コストが極限まで下がったことで起きた事。










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