わずか5分の瞑想で脳のカタチが変わることが判明
目次
前頭前皮質への血流の増加
たった5分の瞑想でも前頭前皮質への血流が増加することがわかっています。
その結果
注意力
集中力
ストレス管理の力
衝動の抑制
自己認識力
自己コントロールの力が向上します。
瞑想が効果を表す期間
トータル3時間の瞑想
(毎日10分で18日間)
注意力の、自制心の向上が確認されています。
11時間を超えると
脳のカタチが変化します。
神経核の連絡が増加し集中力などが向上します。
8週間続けると
脳の自己認や記憶を司る部分の灰白質が増加します。
逆に扁桃体近辺の灰白質は減少する。
灰白質は神経細胞のある部位なので
長期的な記憶力や、抽象的な思考などの力は向上し
衝動や情動による影響がすくなくなるということです。
一番簡単な瞑想の実践
- 座る【椅子でも床でも 床ならお尻にクッションを入れると背骨が伸びて安定します】
- 姿勢を正す
- 目をとじる【眠たくなる人は 半眼(軽く目を開ける仏の目のかたち)で一点を集中してみる】
- 呼吸に意識を集中する【吸ってー吐いてー 7秒ずつ、一分間に4~6回】
- 呼吸の感覚に意識を向ける【鼻を抜ける空気の粒子、肺の膨らみ、血流、心臓の鼓動・・・】
- 意識がそれたら また4に戻る
瞑想時の注意事項・疑問点
1.呼吸は鼻か口か
基本吸うときも吐く時も鼻からです。
吐く時は口という人もいます。
試してしっくり来る方を
寝ている時の呼吸、一番自然な呼吸の型です。
2.かゆくなったらどうするのか?
基本かきません。
少し体を揺すったりして意識をそらします。
痒いところをかかない というのも意志力の強化になります。
どうしても不可能ならかいちゃいましょう。
3.手はどこに?
瞑想といえば法界定印が定番ですが
自然と膝の上に置くスタイルで問題ありません。
ちなみに法界定印の場合右手を上にします。
定印だと親指が離れた時意識が散っているとわかりますので一つの指標になるメリットがありますが
どうしてもやや前傾姿勢になるように思います。
瞑想を続けるのに役に立つアプリ
最適なアプリがあります。
簡単なタイマーですが 毎日の記録などログがとれます。
タイマーとして使うだけで、トータルの時間や、回数、瞑想回数時間のグラフなどが作成されます。
僕はdockに入れてます
整理すると
毎日5分でも呼吸に意識を集中するだけの瞑想をすることで
次第に脳のカタチが変わって
自己コントロール認識力が向上➠人生が好循環する
というわけですね。
筋トレをすることで筋肉が付くのは簡単に納得できるのですが
まさか脳の形が変わるなんてとても信じれません
しかし科学的な根拠なども充実してきて似非科学ではないようです。
実践してみると 気持ちがいいです
他の人に勧めてもみても皆一様にスッキリした表情になります。
また マインドフルネスが欧米で大流行で日本にもその兆しがみえますが
この呼吸に意識をあわせる瞑想法は別に新しいものではなく
大乗仏教でも数息観という形で実践されてきました。
マインドフルネスやテーラワーダなどから輸入されてきたかにみえるこの瞑想法
なぜこんなに馴染むのかわかるように思います。
参考文献
スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)
ケリー・マクゴニガル 大和書房 2015-10-10
|