トレードステーションとマネックス証券 どちらを使う?手数料やメリット・デメリットを比較考察してみた。

マネックス証券がアメリカのトレードステーションを買収したことで
日本株の取引にもトレードステーションが使えるようになりました。

ネット証券口座は全部開設してますが
(ネット証券を複数もつメリットについては後述します。)

僕は通常、日本株の取引にマネックス証券を使っています。

トレードステーションを使った場合のメリットとデメリットを調査しました。
電話で担当者さんに直接伺いました。

トレードステーション口座を開設するとマネックス口座で日本株の売買ができなくなる!

トレードステーション口座を開設すると通常のマネックス口座で日本株の売買ができなくなります。

日本の株式の売買はすべて
PCにインストールしたドレードステーションのソフトを用いてする事になります。

もちろんスマホアプリもあります。

それに伴い大幅な変更が3点あります。

1つは、手数料が大きく変わる事。
取引方法によっては従来の口座を選択する事もありえると思います。

2つ目はマネックス証券でつかっていたツールが使えなくなる事。

3点目は、日本株に関する利用できない取引が出来る事。

です。

手数料が安くなる!?

手数料の仕組みがガラッと変わるので
注意が必要です。

大抵の人にとってはトレードステーションを利用したほうが安くなるようです。

手数料の比較

▼トレードステーション手数料

プラン名 1日の約定金額
(現物取引と信用取引の合算
取引手数料(税抜)
ミニプラン 10万円ごと 50円
ノーマルプラン 100万円ごと 400円
ラージプラン 1,000万円ごと 3,250円

▼従来のマネックス口座の手数料
従来のマネックス口座の手数料は2パターン
取引毎の手数料
一日定額手数料。

【取引ごとの手数料コース】

1注文の約定金額 パソコン スマホアプリ
10万円以下 100円
10万超 20万以下 180円
20万超 30万以下 250円
30万超 40万以下 350円
40万超 50万以下 450円
50万超 100万以下 成り行き→1,000円
指値→1,500円
約定金額の0.1%
100万超 成り行き→約定金額の0.1%
指値→約定金額の0.15%
約定金額の0.1%

【一日定額手数料コース】

一日定額 1日何回取引しても2,500円(約定金額300万円毎)

手数料の観点から結局どちらかいいのか?

まず定額コースの大前提
取引していない日は手数料かかりません。
当たり前です。
これは双方同じです。

それと通常口座の定額コースは一回で250万以上買う人や
便利かもしれませんが
貯蓄から余った金額を長期で投資していくスタイルだと高くつきます。
なのであえて比較しません。
一日250万購入するトレーダーは問答無用でトレードステーション行きなのであえて比較しません。

トレードステーション、通常口座の取引ごとの手数料で一回で購入した金額毎に比較してみます。
通常口座の場合もちろん2回売買したら ×2かかります。

▼10万円未満購入の場合

一日で株価の購入金額が10万円未満で終わる場合

・トレードステーション ミニプラン 50円
・マネックス口座 100円

▼20万円購入した場合

・トレードステーション ミニプラン 150円
・マネックス口座 250円

▼50万円購入した場合

・トレードステーション ミニプラン 300円
・マネックス口座 成り行き 1,000円 指値1,500円
・マネックス口座 スマホ 500円

▼90万円購入した場合

・トレードステーション ミニプラン 500円
・マネックス口座 成り行き 1,000円 指値1,500円
・マネックス口座 スマホ 900円

▼100万円分購入した場合
・トレードステーション ミニプラン 550円
・マネックス口座 成り行き 1,000円 指値1,500円
・マネックス口座 スマホ 1,000円

※あまり頭が良くないので計算や解釈間違ってたらすぐ直すので担当さんコメントいただけたら助かります。


全てにおいてトレードステーションの方が手数料が安くなります。

これは飽くまで一回しか取引しなかった場合で
一日複数回購入するとしたらもちろんトレードステーションの方が安い

もし1日で100万以上は普通に購入するのなら
スタンダートプランにしておけば100万円ごとに400円しかかかりませんので
考えるまでもありません。
取引しない日は手数料かからないわけなので
トレーダーであれ中長期保持する場合であれ
トレードステーションの方が得です。

マネックス証券のツールが使えなくなる

株の売買がすべてトレードステーションを用いることで
使えなくなるツールがあります。

現在ヘビーに使っている人は注意が必要

ただ、担当者さんいわく、トレードステーション自体のツールが充実しているので
一度試してみて欲しいとの事
切替方法は後述

使えなくなるツール

・マネックストレーダー
・マーケットライダープレミアム
・MarketWalker
・ロングショート分析ツール
・クォンツプレミアム
・マルチボード500

利用できなくなる取引

トレードステーションを通して売買するため
利用できなくなる取引があります。

利用できなくなる取引

新規公開株(IPO)
公募・売出株(PO)
立会外分売
単元未満株(ワン株)※

※ワン株については現在保有の株の売却は可能とのこと

ニーサ口座は使える!

ニーサは使えなくなる注意!
という方がいらっしゃいますが
統合の状況が変わってきたんだと思います。併用可能だと。

担当者さん曰く

「ニーサや外国債など別口座を開設するものは併用できる」

との事でした。

日々変わるかもしれません

もし違っていたら別の担当の方でもいいのでコメントいただければ助かります。

トレードステーションへの切替方法

これは書面でのやり取りになるようです。

書面を送ってもらい返送してから
切り替えになります。

トレードステーションからマネックス口座への切替方法

一度ためしてみやっぱり通常口座に戻すよ

という場合は電話一本でOKです。

翌日からすぐに通常口座に戻ります。

なのでブックビルディングでめぼしいものをみつけて
マネックスからもIPO応募したい!

となったら通常口座にもどして応募することが可能。

その場合、またトレードステーション口座に戻す場合再度書類のやり取りが必要になります。

別に余分にお金はかかりません。
ちょっとめんどくさいだけです。
手数料考えるとそれだけの価値はあります。

現在保有している株はどうなるのか?

現在保有中の株が自動的に売却されてしまうなんて事は当然ありません。

そのまま移行するだけです。

ただ、繰り越し注文が残っていた場合、注文は失効します。

まとめ

株式をデイトレードする人もETFなど中長期保持する人も
手数料を考えるとトレードステーションが圧倒的に有利です。
これは他のネット証券全てと比較しても言えるかもしれない
→ネット証券を手数料で比較する(後日アップ予定)

おそらく10万円以下が無料の松井証券以外かなわないでしょう。

ただ、1つ注意があるとすれば単元未満のミニ株の購入ができなくなる点
そしてIPOの応募ができなくなる点ですね。

▼手数料というのは口座開設前しかみない。
口座開くまでは真剣に比較しますが
いったん口座を開いたあとあまり省みることが少なくなりますので
始めに間違った口座を選ぶと延々手数料の損失を垂れ流すことになります。
口座開く前に間違いない選択をしたい所です。

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ABOUTこの記事をかいた人

パパ

夫婦で協力して資産を作るために 節約・貯蓄・ビジネス・投資・税金について調べた事、わかった事、実践した事、失敗した事を書いてます。 2人の息子と妻の4人核家族です。 現在のキャッシュフロー収入は 万円/月 詳しいプロフィールはこちら