キレる老人になりたくない人の為の感情マネジメント




最近、自分の怒りの感情が気になることがありまして・・・

『キレる老人』

よくいますよね。

なんとなく年と共に怒りの発火点が増えたような気がするってことありませんか?

僕は

大樹が甘やかに人を包み込むように穏やかに年をとりたい・・・!

と切実に思っているのですけどね、
なぜか年齢を重ねてネガティブ感情の発火点も増えたような・・・
とドキドキしています。

これは、怒りの情動に身を任せブリーフシステムを大量に作ったことが原因なのだろう。

1つの入力にすぎない事象を
数百倍の悪意に変更する関数をいくつも拵えたことで
圧倒的にキレるスタイルを確立した老人達。

ヤバイ!近づいている・・・!?

もっと穏やかで人生楽しんでる感じで年取りてー

ということで、

最近読んだ

マッドサイエンティストとして名高いドクター苫米地英人さんの
知の教室』から
感情のマネジメント、対処法が参考になったのでシェアしますね。

この本はunlimitedで読み放題でした。

さっくり読める。おもろい。

オススメ度90点

感情は悪いも良いもない

嬉しいことも悲しいことも

人間が感性豊かなのは良いことなのです。

別に

『怒り』は悪い
『嬉しい』は良い

とかはない。

情動=感情は飽くまで娯楽。

と、とりあえず理解することが感情を取り扱う第一歩

ブリーフシステムになるとやっかい

問題があるとすれば
その情動を何度も思いだしてしまって
怒りが恨みになって・・・・

となること。

良い情動も悪い情動も

生じただけで終われば
海馬に一時保存されるだけ、
短期記憶なので2,3日で消える

だけど

頭の中で何度も繰り返すことで

短期記憶が長期記憶に行く。

長期記憶ってのは側頭葉に収まる

さらに側頭葉に行った記憶を繰り返すと

前頭前野に抽象化されたパターンができる

このあたりの脳機能的な説明は正直理解できないけど

つまりは

何度も思い出して思考のパターンが出来る

コレが問題。

思考回路とか思い込みとかの事ですよね。

その中でも、やっかいなのは
ネガティブな影響を与えるパターン。

このパターン化したものを

良いも悪いも

ブリーフシステム

というのですが

この不要なブリーフシステムを作らない

あるいは、壊す

って事が大事

という事。

そもそもブリーフシステムを作らないためにさっさと忘れる

まずは

①感情は娯楽であるってメタ認知が有効。

それと短期記憶で終わるように
思い出さない

②さっさと忘れる!

「分かっていても思い出しちゃうんだよねー」

って人は

③ネガティブ感情をシャットダウンリチュアルで店じまいするといいと思う。

中途半端なものって何度も思い出してしまうって法則覚えてますか?

ツァイガルニク効果ですよね。

自分の中で完了してないと何度も思い出してしまう

それが長期記憶になるとやっかい。

だから、ネガティブな感情を得たら

エクスプレッシブライティングで(ノートに感じた事とかを時間制限決めて書きまくる事)
書き出してメタ認知する
で、感情の出処を理解する

仏教の貪瞋痴とか感情の光をあてる良いコンパスです。

貪るほど求めている欲が原因?
人に認められたい?
これが欲しい?

そして妄想→頭の中でかってにつくった台本が原因?

とか

それで一旦の自己解決してしまう

閉店ガラガラー

で終了

これで終わったことは思い出さなくなるので
長期記憶にならない

▼そういえば
YouTubeで見たんですけど
(なんかの番組だったのかな?)

明石家さんまさんが

「自分が怒るほど偉いとは思わない。

怒るやつは相手より自分が偉いと思っている

なんやコイツって思うことはある
でも怒らせるやつはアホやって思っておしまい」

って言ってました。

これも怒りとかネガティブ感情を閉店するいい考えだなと思ったなー。

ブリーフシステムにまで成長したら、ちょっとまてよ とクリティカルに問いかける

長期記憶になって、なおかつ
何度も思い出してしまってブリーフシステムまで行くと
これは洗脳と同じこと

これを壊すには
クリティカルに問いかける事が大事。

クリティカルに聞くって言葉の意味よくわかりませんよね。

要は

つなねに懐疑的に批判的に聞く

って事。

「ちょっとまてよ」

ですね。

だから自分のブリーフが自分をネガティブな影響を与えている
なら

「ちょっとまてよ」

この考えって正しい?

根拠ある?

って疑う。

まとめると、情動→短期記憶→長期記憶→ブリーフシステム→キレる老人

まず

①感情は娯楽である

嬉しいも、悲しいも、怒りも、

全部等しく娯楽。

という感情に対する理解を持つ

②昏い感情も、短期記憶で終わらせるために さっさと忘れる

娯楽である!
としてさっさと忘れる

忘れることが出来ず反芻(はんすう)してしまう感情は・・・

③感情を書き出して自分なりに勝手に終了させる。

中途半端で終わると記憶に残りやすい→ツァイガルニク効果

だから 感情のシャットダウンリチュアルをする。

例)明石家さんまさんの怒らせるやつはアホ

くらいの適当な解釈でも終了させたほうが良い

④ブリーフシステムにしない(思考回路として固定しない)ために疑う

「ちょっと待てよ」

と懐疑的に聞く。

思い込みを疑ってみる。

▼このやり方はすでにブリーフシステムを大量に作っている老人にはキビシイと思う
年齢重ねた人でも

頭柔らかく話聞く姿勢がある人と
凝り固まってまったく話聞けない人がいると思うんですよね。

後者の人にならないために
まだ沢山のネガティブなブリーフシステムを作っていない
若いうちから感情のマネジメントの知識を知っていると
穏やかな大樹のように年重ねれるようになるんじゃないだろうか??

少なくとも感情は娯楽である くらいのメタ認知は必須!

▼感情は娯楽である・・・

だからといって怒りの感情を相手にぶつけていては
娯楽ですまないし
感情優位だとIQ下がって判断間違うので
自由に感情を発露していいってわけじゃない
と理解しています。

※この記事は『知の教室/苫米地英人』 4時限目「洗脳」を参考に学んだ内容です。
僕の解釈が多分に入っているので見解の相違があるかもしれません。

が、キレる老人になりたくない!
という方の感情の取扱いに少しでもお役に立てれば幸いです。