新型コロナ【covid19】対策にマスクは効果がないのか?マスク意味無い説について。




新型コロナ【covid19】対策マスクは効果が無いようだよ
という話をよく聞きますが
実際のところどうなんでしょうか?

私は結論から言うと

マスクには効果がある
と考えています。

テレビに出ている専門家や
ネットのインフルエンサーの言をみていると

風邪などにはマスクは効果が無いよ
という論調が主流で

その理由を見てみると

風邪のウィルスはマスクを通過するから意味ない

というやつです。

つまり、
バレーボールのネットで
卓球のピン球を止めようとしているようなもの

という訳です。

確かに

「ウィルスのサイズからするとマスクは意味がないよ」

と言われると
それはその通りだなーと
納得感があります。

飛沫による感染があるのだからある程度効果があるのじゃない?

と内心
思ったりしてませんか?

この私達の疑問に答えてくれたのが

某クリニックの先生。

マスクはやっぱり効果がある
ウィルスを完全には防げないが軽症で済む可能性がある

ということになります

それではマスクの役割について具体的に学んだことをシェアしますね。

念の為
当記事執筆者は
医療の専門家では有りません。
特に新型コロナ(covid19)関連情報は
デマも多く冷静な判断が必要です。

とはいえ
新型コロナウイルスに関しては
日本人全員が罹る可能性があるもので
誰もが当事者です。

我が身と大切な人を守るための
知識を得るための一助になれば幸いですm(_ _)m

そして貴重な専門家の見解をYouTubeでシェアしてくださった

JPSikaHunter先生

ありがとうございます。

マスクの役割

最近コロナ関係の情報では
JPSikaHunter先生の動画から学んでる事が多いです。

マスクの役割
端的に言うと

サイズの大きい飛沫を防げる

ということです。

これによって
ウィルスの曝露量を下げることができます。

飛沫≧5μm

飛沫という場合
そのサイズは
5μ(マイクロ)以上のものを言います
マイクロメートルはミリメートルの10のマイナス三乗のサイズです。
つまり1マイクロ=0.001ミリですね。

5マイクロサイズの飛沫であれば
確かにマスクでは防ぎきれないかもしれませんが

より大きな飛沫を防ぐ効果はあります。

飛沫が10倍のサイズなら体積は1000倍

例えば
飛沫が50マイクロなど
5マイクロサイズの10倍だった場合どうでしょう?

サイズが10倍になると
体積は
縦横高さで1000倍になります。

となると

ウィルスの含有量も1000倍になる。

と考えられます。

特にクラスター感染などが危ぶまれる
密閉空間でなおかつ人同士の距離が近い場合であれば

飛び交う飛沫のサイズも大きくなることが考えられます。

大きな飛沫を浴びてしまうと

より多くのウィルスを体内に取り込んでしまいます。

また自分が感染者の場合であれば
周囲にウィルス濃度の濃い飛沫を飛ばしてしまうことになります。

ウィルスの含有量が1000倍になるという事は
私達想像している以上にヤバい話です。
甘く見てはいけません。

細胞性免疫が効いてくるまでの時間

ウィルスが体内に入ったあと
細胞性免疫が効いてくるまでに
2,3日かかるらしいです。

細胞性免疫?
T細胞が感染した細胞に穴を開けて
DNAを殺す酵素を投入してやっつける
→細胞を攻撃する免疫の事

細胞免疫が効いてくるまでは
ウィルスは一日ごとに1000倍程度に増殖して
出てきます。

つまり

一日目にウィルスが1つだった場合
二日目に1,000
三日目には1,000,000(100万)
四日目には1,000,000,000(10億)

三日目に細胞性免疫が効き始めたときに
辛うじて
ウィルスをすべて倒しきれるかもしれません。

しかし

1日目にウィルスが1,000入ってしまった場合

一日目に1,000
二日目に1,000,000(100万)
三日目には1,000,000,000(10億)
四日目には1,000,000,000,000(1兆)

三日目に細胞性免疫が効き始めても
ウィルスの増殖を防ぎ切ることが出来ずに
重症に至る可能性があります。

まとめ

つまり、まとめると

①大きな飛沫にはウィルスが大量に含まれている

②ウィルスは一日ごとに1,000倍程度に増殖する

③細胞性免疫が効くまでに2,3日の時間がかかる

④大きな飛沫を防げれば重症化を防げるかもしれない

ということですね。

とくにクラスター感染の危険がある

満員電車
など

密閉空間で人と人との距離が近い空間では
私達が想像しているより大きな飛沫も飛び交う可能性があります。
となると
ウィルス曝露量を減らすためにマスクは有効である

と考えられます。

とはいえ

マスクは今品薄です。

全く手に入りにくい状況が変わっていません。
今朝も街を走っていたら薬局のあたりに行列ができています。
どこの薬局の店頭もマスク品切れの札がでています。

ですが
大きな飛沫を防ぐ
ウィルス暴露量を減らすことで
細胞性免疫が効くまでの時間をかせぐ事
が重要なので

マスクがなくても
マフラーやタオルなどで防いだり

クラスター感染の危険のある空間に行かない
など

ウィルス曝露量を減らす対策が有効です。

また先生が提案している

こういった打ち抜き型の使い捨てマスク

これだと
型抜いていくだけだから大量生産
大量供給できるんじゃないかって話
できれば
マスク転売屋を破壊する云々の前に
実際的なマスク供給量を増やすような要請・対策を政府主導で
お願いしたいところです。

転売を規制してもマスクそのものの供給量は増えませんし。

ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモが
刑務所を稼働してサニタイザー大量供給をしましたが
根本的には規制をするより供給量増やす努力をしないと行けない。
とはいえ
民間の企業だと今設備作っても来年は不要になる可能性を考えると難しい。

ここにこそ税金投入するところでしょう。
臨時のマスク生産ラインをつくればよい

【参考】マスクの転売規制について
国民生活安定緊急措置法に基づくマスクの転売規制について(厚生労働省、経済産業省、消費者庁)


【追記】続編の動画で打ち抜き型マスクの繊維が荒いことでやはり立体マスクが望ましいと訂正されてました。

気道感染防御の仕組みを理解するとマスクは大事

気道感染防御から考えると
やはりライブハウスはリスク高いですね。

ウィルスがそのまま肺に言ってしまう可能性がある。

となるとやっぱり
マスクや大きい口を開けないなど
直接のウィルス曝露量を減らす工夫は効果があると考えたほうがよいですね。


免疫学の勉強には
以下の本が良いようです
国家試験問題もついているので
素人には難しいレベルかもしれません。

 
休み時間の免疫学 第3版の書影