ネオモバイル証券での配当金の受け取り方法【確定申告/税金/配当控除にも言及】




ネオモバイル証券で投資を始める予定
もしくは始めてみたけれど

『配当ってどうやって受け取るのがベストなんだろうか?』

という疑問にお答えして
ここではネオモバイル証券での配当金の受け取り方法をまとめ
とりあえずはこの設定でいいよというの提示してます。

併せて
税金の支払い方法や
確定申告の要不要
また特例の配当控除を申請する目安などにも言及しています。

■とりあえず結論から書いときますね。

ざっくり結論

ネオモバイル証券を利用して配当金を受け取りする場合

特定口座源泉徴収有りで株式数比例配分方式

でオッケーです。

配当控除については
まずは投資経験を積んで
配当金が年間数万~数十万まで行ったら考えましょう。

 

単元未満株でも配当金はもらえるの?

単元未満株でも配当金はもらえます。

むしろネオモバの場合
国内の高配当銘柄にポートフォリオ分散する
という投資方法に向いてます。

というのも、
単元未満株は数百円から購入可能ですが
従来のネット証券では最低取引手数料の設定があるため
少額で始める単元未満株であるにも関わらず
分散投資だと結果的に割高な手数料となっていました。

その点ネオモバなら
1ヶ月50万円までの約定の場合
銘柄や売買回数関係なく手数料が実質ほぼ無料(※1)です。

(※1)手数料実質ほぼ無料とは?
50万円までの約定なら1ヶ月の手数料は税抜 200円
手数料が発生すると200Pの期間限定Tポイントが発生
このTポイントは株の購入に当てれるため

こういった特徴があるので
国内の高配当銘柄のポートフォリオをつくって分散投資するのに適しています

▼なぜ高配当銘柄のポートフォリオを分散させるの?

高配当銘柄でポートフォリオ分散する必要があるのは
一点集中だとリスクが高いからです。
たとえば配当利回り4%の会社に一点集中していたのに
減配して配当無しなどになった場合キツイですよね。

配当を目指す投資方法の場合
トータルで平均配当利回りが確保できるなら
一社に集中しても分散投資しても
得られる果実は

投下した資金×配当利回り

なので
一社に集中するのはリスクしかありません。

その為に
高配当銘柄分散投資に
ネオモバが向いています。

では
いざ
ネオモバで配当金をもらおう!
となった場合どういう形になるのか?

ネオモバイル証券での配当受け取り方法をざっくりまとめてみました。

ネオモバイル証券を利用した場合の配当金受け取り方法

まずネオモバでの
配当金の受け取り方法は
3つの方法が指定できます。

①従来方式

②【オススメ】株式数比例配分方式

③登録配当金受領口座方式

があります。

①従来方式の配当金受け取り方法とは?

従来方式というのは

要するに

受領証送るからそれもって郵便局で現金うけとってね

方式です。

従来方式には2つ方法があります

A「配当金受領証方式」

B「個別銘柄指定方式」

です。

■A「配当金受領証方式」とは?

証券会社から受領証が送られてきます。

税金20.315%ちゃんと引かれてますね。

この受領証をもって
ゆうちょ銀行
全国の郵便局で受け取りに行きます

現金の場合は銀行は不可ですが
口座入金払いを指定する場合は
ゆうちょ銀行以外も利用可能です。

▼注意点!

・配当金の受け取り期間が指定されている
期間がすぎると 株主名簿管理人銀行に直接受け取りにいくか
送金方法を指定して受領証を送りつける必要がある

・委任欄にサインとハンコがないと受け取りできない
自分以外の人
たとえば奥さんなどに配当金の受け取りをお願いする場合は
裏面の委任欄に 『代理人指名』と『委任者の住所氏名ハンコ』が必要

大変めんどいので
これが嫌な人は
「個別銘柄指定方式」を利用するとよいです。

■B「個別銘柄指定方式」とは?

予め書類で個別の株毎に配当金の受け取り口座を指定しておくことができます。

とはいえ
個別でかつ書類で手続きって大変めんどくさい。

なので
今の時代
配当金の受け取りは
従来方式ではなく

②株式数比例配分方式

③登録配当金受領口座方式

を選びましょう。

②【オススメ】株式数比例配分方式

単純に証券会社の口座で配当を受け取る方法です。

持っている株に応じて配当金が支払われます。

これだと受け取り忘れが無いです。
配当金受け取り段階で税金は引かれます。

特定口座源泉徴収有りだと確定申告も不要です。

とりあえずはコレを選んでおけば問題ないです。

③登録配当金受領口座方式

ネオモバにて持っている株の配当を銀行に振り込みして貰う方法です。

ネオモバを利用する場合は
振込先銀行は出金に指定した銀行口座になります。

口座開設後であれば変更にカスタマーへの直接電話が必要です。

配当金の税金は?支払い方法は?節税対策は?

配当金の税金は基本的に

20.315%で分離課税となっています。
配当受取時に支払い済みです。

また分離課税なので

所得税に加算されて累進課税される心配はありません。

特定口座源泉徴収有りで取引している限りにおいて
とくに自分で確定申告をする必要はありません。

が、
確定申告をすることで
配当金控除の特例を受けることができます。
配当金にかかる税金を節税して還付を受けることができるのです。

ですから
年間の配当金の金額や総合課税の課税所得によっては
確定申告をしたほうが税金が安くなる場合があります。

詳しくは別記事にゆずりますが
ざっくり本業の収入と併せて695万以内だと
一律の配当金の税率20.315%より実効税率は安くなります。
そして差額が還付されます。

とはいえ
本業の総合課税部分が配当収入によって加算されると
国保や配偶者控除への影響もありますし
一概に得とはいえませんが
課税所得が695万以下に収まる人は検討してみてもいいですね。

要するに、とりあえず始めるにあたってどういう設定にしたらいいの?

とりあえずのところは

特定口座源泉徴収有りで
株式数比例配分方式

で配当金を受け取るのがベストアンサーです。

これだと

①同じ特定口座内での株式売買での損失と自動的に相殺されます。

②税金は天引きされて確定申告も不要

③また配当金の受け取り忘れの心配もないです。

ややこしい事考えなくて良いので楽です。

そして

ある程度配当金が多くなり
総合課税の課税所得が配当金含めても695万円以下の場合
配当控除も検討しましょう

課税所得が695万円以下の人だと
配当金控除で還付(かえってくるお金)されるのは
およそ3~13%です。
配当控除は確定申告した場合のみ受けることができる特例です。

【Q】特定口座の源泉徴収有りに設定していても確定申告しても良いの?

特定口座源泉徴収ありだと
原則確定申告不要です

別に確定申告してもいいわけです。

その場合
1月中旬に発行される

『特定口座年間取引報告書』

が必要になるので
きっちり保管しておきましょう。

ですから
特定口座源泉徴収有りなら
めんどければ 確定申告不要ですし
配当金控除で還付うけたければそのときに確定申告したらいいのです。

【参考】
課税所得について(国税庁)
SMBC メルマガ
SBIネオモバイル証券カスタマーサポート

【投資関連記事】

 

▼ネオモバ以外にも単元未満株を取り扱っているネット証券について比較&考察

単元未満株取り扱いネット証券の比較【SBI・マネックス・ネオモバ・カブドットコム】

▼主要なネット証券の国内株の手数料ざっくり比較してみた。

ネット証券の国内株式売買の手数料比較表&オススメのネット証券

▼高配当目指すなら 国内国外分散もしておきたい。米国ETFの取り扱いネット証券の比較してみました。

ネット証券各社の米国株&米国ETFの売買手数料の比較表

オススメネット証券口座の結論

・【一つだけならココ】SBI
楽天と同じく手数料が安いです。
50万円までなら売買手数料無料の定額プランもあります(単元未満株除く)
また、海外ETFのドルコストは唯一ここだけです。
単元未満株の取り扱いもあります。

楽天証券

使いやすいです。チャートも銘柄検索も。
米国株やETFの円決済可能(スプレッド25銭かかりますが)でとっつきやすい。
単元未満株が買えない。

マネックス証券
単元未満株OK
米国株購入はトレードステーションでこれがちょっと初見分かりづらいです。
僕は昔から使っていますが
売買手数料が群を抜いて高いです。
が、株のスクリーニングなど無料で使えるツールが便利。

 

・【手数料のやすさは群を抜いている】DMM 株
ほぼ手数料横並びの中で
売買手数料が群を抜いてやすいです。
また、米国株円決済と手数料無料の2点で
米国ETFの購入口座として現在最有力です。
ただしドル決済は無し
単元未満株は買取請求のみ

・【単元未満ならココ】SBIネオモバイル証券

単元未満株を大量購入するなら候補になります。
月額50万円までならどれだけ売買しても200円のみしかかかりません。
ワン株(マネックス)やS株(SBI)などの単元未満株では定額プランはありませんので
どうしても最低手数料がネックになって手数料が割高になります。
ですので単元未満株を大量に手数料無料で買うならネオモバが最良です。
毎月取引してなくても200円かかり続けるのがネックですが
この200円はポイント還元されて次の株式購入に当てれるので実質は無料です。