DaiGoのおすすめ本
ハース兄弟のスイッチの要約⑥です。
今回は
象にやる気を出させる3番目のテクニック
人を育てるについて
この項目は
『成長マインドセット』
と
『アイデンティティ→肩書』
の合わせ技がやる気を生み出すよって話です。
結論から先書いておきます。
- アイデンティティは大きな力をもつ
- 肩書・制服・教育などアイデンティティに働きかけよう
- フット・イン・ザ・ドアに見られるようにアイデンティティは一瞬で変わる
- 変化を継続するために成長マインドセットを教える
- 象使いに道を教える
- 【→この記事】象にやる気を出させる
- 道筋を定める
『象にやる気を出させる』テクニックは3つあります。
- 感情を芽生えさせる
- 変化を細かくする
- 【→この記事】人を育てる
目次
遺伝子による影響が半分以上という不都合な科学的事実
橘玲さんの言ってはいけない
などで言及されてますし
DaiGoさんも度々言ってますが
人間の知能とか成功するかどうかとか
大体遺伝子による影響が半分くらい占めるというのが
今の科学的な見解みたいですよね。
身長とか体型とか顔つきのようなものは明らかに遺伝ってわかりますが
認知に関わる部分のほうが比率高いらしいですよ。
これを聞いた時
キャロルドゥエックさんの
マインドセット:「やればできる!」の研究
にある
「脳は筋肉と同じですよ→鍛えたら成長しますよ」
と教えた生徒の成績上がった→成長マインドセット
や
脳は瞑想や運動で前頭前野の灰白質が増えたり
扁桃体のサイズが小さくなるなど
FMRIを使った科学的な見地→脳の可塑生の確認
という
僕が
学んで嬉しくなった情報とぶつかっているなーと思った。
で
僕はこのコンフリクトにどう折り合いをつけているかというと・・・
確かに
遺伝子によって持って生まれた能力は平等ではない
だけど
その上で
自分をそこから育てて
いかにして、自分の人生を幸福にしていくか
については
その後の自分の考え方と行動で変わっていく。
ウィザードリィ風に言うなら
エルフは最強の魔法使いになれる
だから遺伝子をしっかり確認したら
魔法使いを選ぶべき
だけど
どうしても戦士をしたかったら
やれば良い
レベル上げる努力をする意思(成長マインドセット)さえあれば
ドワーフの最強の戦士にはなれなくとも
素早さの高いヒット・アンド・アウェイ戦術の
テクニカルな戦士にはなれる。
現実世界でも
DaiGoみたいに
情報処理能力や記憶力は高くはなくても
自分の好きな分野の知識を学んで味わうことはできる
それに、成長の実感や幸福感は結局自分しか感じれないですからね。
遺伝子や環境の差異はあるけど
幸福感は主観です。
これは救いですね。
批判の罠に落ちないようにすることも
大切ですね。
成長マインドセットを否定する生き方は
経験値がたまらないゲームをするということで
著しくおもしろくない生き方です。
まとめると
▼遺伝子による影響→平等ではない
▼最強になれなくても成長はできる
▼成長マインドセットや脳の可塑性を受け入れてそこから成長と幸福を得るのは自分でできる
▼比較はしない
なんで本の内容入る前に
成長マインドセットをすごく力説するかというと・・・
遺伝子による影響が大きいから意味ないじゃんってなったらおもんないからです。
失敗を覚悟する事→成長マインドセットを受け入れること
スイッチの中で
学校の成績表に
不可→できない ではなく
まだできない(not yet)
と言葉を変えるだけで伝えるメッセージが変わるよ
という部分があって
なるほど
成長マインドセットを受け入れるということは
失敗を受け入れる事なんだなと思った。
どんな変化も
なにか学んだりしている
変化する時には失敗とか思ったよりうまく行かなったり
現状の自分との乖離が辛くて嫌になることありますよね。
理性より感情のエネルギーが強いって事は
散々学んだ。
この
「嫌だなー」という感情を予め小さくする工夫が
失敗を覚悟する 受け入れること
なんですね。
さて
この項目は
人を育てる
でした
人を育てる一番重要なのは
成長マインドセットを教えること
そして
もう一つ
アイデンティティを変えること
があります。
フット・イン・ザ・ドアテクニックが効果的な理由
影響力の武器読んだ人ならご存知の
フット・イン・ザ・ドアテクニック
一般的には一貫性の原理で説明されます。
信念を貫き通したいという一貫性です。
ですが
スイッチでは中では
アイデンティティの変化が思っているより簡単で
しかも大きな力になる例として説明しています。
はじめに承諾しやすい小さいお願いをすることで
次回さらに大きな要求を承諾しやすくなるテクニックで
影響力の武器で紹介されている実験では
安全運転の看板設置の承諾率が
予め小さいステッカーをはってもらった場合
17%→76%へとあがりました。
アイデンティティの変化は受け入れやすく
しかも強力。
どの程度強力かというと
こんな例があります
キツイ仕事でも辞める人と辞めない人の違いはなに?
ニューメキシコのとある病院の看護師の離職率が30%減少したよ
とう例があります。
看護師はきつい仕事ですし
やめた後の穴埋め教育は大変です。
こんなきつい仕事だけど
やめない看護師さんはどんな事を考えているのか調べてみました
(これもブライトスポットを探すですね。例外的にうまく言っている事の原因を探る)
辞める人と辞めない人の違いは
アイデンティティの問題でした。
たとえば
仕事に対する誇りとか
職業の尊さを理解していたんですね。
このアイデンティティを養うために
看護師スキルや知識の教育プログラムや
看護師の素晴らしさを伝え
評価方法も変えました。
これによって
翌年の看護師の離職率が30%も低下しました。
アイデンティティによって
やりがい
喜び
などポジティブな感情を生み出すことが
大きい力になります。
でも
アイデンティティってどうやって
伝えればいいのか?
という疑問がありますよね
アイデンティティを伝える工夫
アイデンティティを受け入れたい
と思ってない人に
受け入れさせるためにどうしたらいいのだろうって思ったんですよね。
たとえば
自分の中で自分に受け入れさせたいアイデンティティとか
スイッチのなかでは
アイデンティティを受け入れたいと思うようになるまで懸命に説得をつづけるしかない
と書かれていて
「そんだけかーい」
って思ったと同時に
「あーなるほど」
とも思った。
効果的なんだから注力したらいいんですよね。
アイデンティティを伝えるためにできることとして
肩書について書かれています
▼ブラジラータの例
ラテンアメリカ最高のイノベーション企業の
ブラジラータでは
もとからイノベーション企業だったわけではなく
従業員を『発明家』とよび
イノベーション契約まで結んで
インベーターというアイデンティティを植え付け
それによってイノベーション企業になった例があります。
さて
僕らは自分の為に
どんなアイデンティティをもてばいいだろう?
さいきん えらてん さんの本を読みましたが
とりあえずお店を持つ
も良い方法かもしれない。
ハコが先ですね。
まとめ
- アイデンティティは大きな力をもつ
- 肩書・制服・教育などアイデンティティに働きかけよう
- フット・イン・ザ・ドアに見られるようにアイデンティティは一瞬で変わる
- 変化を継続するために成長マインドセットを教える
他にもDaiGoさんがオススメしてくれる本は良書ばかりです。
DaiGoさんが今までニコ生会員向けに紹介していた
本やデバイスなどだいたいまとめたのでよければ参考にしてみてください!
▼スイッチの書評・要約