自己啓発本、成功本を読み漁っている人にはお馴染みの
『引き寄せの法則』
『ポジティブシンキング』
『アファメーション』
実践しているんだけど
なかなか成果出ないなー
という事ありませんか?
私も成功法則本大好きで読みまくっていろいろ実験しているんですが
なかなかどうも(^_^;)
実は
科学的にはそれらはあまり成功確率を高める方法とはいえない
ってことがわかってます。
逆に
統計的にこっちのほうが効果があるよ~って方法もわかっています。
ここでは
成功確率を下げてしまう方法 地雷を回避
&
逆に成功確率を上げる方法をシェアしたいと思います。
ダイエット、副業、起業
家族関係、禁煙、運動習慣
など達成したい目標は人それぞれですよね。
ですが、地雷ポイントや確率の高い方法の知識はだいたい共通なので応用範囲は広いです。
目次
エビデンスベースの成功法則への転換
日本では
メンタリストDaiGoさんが出てから
自己啓発に大きな流れが出来ました。
それが
エビデンスベースの成功法則本です。
それまでは
成功ノウハウ=著者の体験が根拠
という本が主でした。
そのエビデンスベースの成功法則本の元祖とも言えるのが
リチャード・ワイズマンの『その科学が成功を決める』
です。
この本では
根拠のない成功法則に異を唱えるとともに
「科学的にはこういうやり方の方がいいよー」
ということがわりかし
淡々とシンプルに紹介されてます。
その違いはまさに紙一重なんですよね
大事なことなのでもう一度いいますが
まさに紙一重
です。
紹介されている数ある実験のなかでも
目標達成の為に効果のある行動って一体なんなのか?
って実験があります。
この書籍を象徴するような内容で
自己改革にあたってかなり重要なものです。
まずは目標達成テストをしてみましょう
【質問に答えよう】目標達成の為にしている事は?
次の質問に
当てはまる場合は○を
当てはまらない場合には×を
つけてみましょう
直感的に!
- 段階に分けた着実な計画を立てる
- 成功した人物を思い浮かべてやる気を起こす
- 自分の目標について人に話す
- 失敗した場合に起きる嫌な事を考える
- 成功した場合に起きるいいことを考える
- マイナスになることを頭から締め出す
- 目標に向かって前進できたら自分にご褒美を出す
- 意志の力に頼る
- 進み具合について記録する
- 成功者になった素晴らしい自分の姿を想像する
答え合わせ
奇数の項目に○をつけた数を数えます
偶数の項目に×をつけた数を数えます。
それぞれ合計した数字が
成功に向かって効果的な目標達成方法を実践しているかどうかの評価点数となります。
点数が高いほど効果的な手法をとっているということ。
成功の確率を上げない古典的自己啓発の手法一覧
逆算すると
科学的に成功の確率を上げない方法が
- 成功した人物を思い浮かべてやる気を起こす
- 失敗した場合に起きる嫌な事を考える
- マイナスになることを頭から締め出す
- 意志の力に頼る
- 成功者になった素晴らしい自分の姿を想像する
ということで
メンター
引き寄せの法則
成功をイメージしてモチベーションを生み出す
ブラックエンジンを活用してモチベーションを生み出す
ポジティブ思考で頭を満たす
アファメーション
など
自己啓発で使われている手法の殆どが
成功への確率を上げないことが判明しました。
確かに
このリストだと
『成功した場合に起きる嫌なことを考える』
と
『マイナスになることを頭から締め出す』
が矛盾しているように見えます
が
これは
言い換えると
『嫌なことから逃げ出すモチベーションを使ってもあまり効果が無い』
『起こりうる障害に目を背けてポジティブに振る舞っても効果が無い』
ってことなので
行動に落とし込む場合は矛盾しません。
この2つから導き出される
効果的な手法は以下に統合されます。
①問題は起きる
②目をそらさず、目を開けてしっかり確認する
③問題に対する対策を考えておく
というように。
こんな感じで
成功の確率を下げる方法が明確になったらその地雷をよければ
逆に効果的なテクニックになります。
次に実験結果から導き出された
成功の確率を上げる方法はどんなものでしょうか?
科学的に成功の確率を上げる方法5選
今回の実験から導き出される
成功への確率を高める方法は
- 段階に分けた着実な計画を立てる
- 自分の目標について人に話す
- 成功した場合に起きるいいことを考える
- 目標に向かって前進できたら自分にご褒美を出す
- 進み具合について記録する
この5つが成功への確率を上げる方法ということになりますね。
ご褒美作戦は
コンフリクトに注意しましょう
コンフリクトってのは衝突ってことで
目標とご褒美が矛盾している事です。
つまり
ダイエットが目標なのにご褒美がチョコとかって事
あと
内的モチベーションが大事なので
記録の見える化
着実な計画の進捗などの達成感
とか
少しずつ進んでいる感
というようなささやかな喜びをしっかりと噛みしめるような
ご褒美をデザインするほうがより重要かと思います。
エビデンスは?
この実験結果の研究内容
夢の実現や目標達成を目指す人5,000人を対象に
目標達成のためにとった方法を聞き取り
目標達成度合いも報告してもらったところ
10%の人のみが目標を達成していて
目標達成の確率を高めた方法と
確率を下げた方法が明らかになったというものです。
まとめと具体的な実践のポイント
以上の内容から
実際に行動に移す方法を考えてみると・・・
①夢想するより計画にする
夢の状況をただただ夢想するより
さらに
行動に落とし込むところまで細分化して
それを計画にしてみましょう。
夢想そのものが悪いわけじゃないですよね
だって最終目標地点が間違っていたら
行きたい場所には行けないので。
ただ
それだけだと成功確率を下げてしまうのです。
ではどうやって行動計画に落とし込むか?
ここでは
ニューヨーク大学の心理学の教授である
ガブリエルエッティンゲンという人が編み出したシステムである
woopの法則を使ってみましょう
▼具体的な実践方法は以前書いたのでよければご参考に
要するに
夢想して得られる結果を見て
その達成のために起きうる障害をイメージして
その障害にたいして対策を考える
っていう手法です。
②意思の力に頼らず環境を構築する
DaiGoはよくアフォーダンスをデザインしよう
って言葉で表現されます。
意志力のある内に
行動する環境を作ることですね。
具体例を上げると
▼間食しちゃう人は
→買い貯めしない
▼お酒の量を減らしたい人は
→その日に飲む分だけ購入する
▼スマホついつい触っちゃう人は
→家に返ってきたら玄関にスマホをおいておく
→グーグルディスカバーを表示されないようにしておく
→ツイッターの通知を止める
▼習慣化したいことは
→イフゼンルールで明文化しておく
とかです。
③行動を記録する
そして
行動した内容などを記録する癖をつけるといいですね。
癖っていってもなかなか忘れちゃうものなので
これもルールを決めてシステム化するといいですよね。
会社経営など
人を使う場合は評価のためじゃなくて
自身が進捗を確認するための
日報とか仕組み化しておくといいですよね。
自分に対して結構甘くなっちゃう人は
あえて
記録を
ツイッターのフォロワーに公開したり
家族が見るカレンダーに記録したりといった方法もいいですね。
人に公開する方法のほうがいいかもしれません。
たとえば
#今日の積み上げ
タグをつけてツイートするとかです。
私も常に記録の方法をいろいろ工夫してみてます。
今は
カレンダーに星のシールを付ける方法が結構うまく言ってますね。
■とはいえ、引き寄せの法則やポジティブシンキングがアウトってわけではない。
あと
こういった科学的手法って
あくまで統計的に確率が高いって話なので
引き寄せ=アウトってわけじゃないと個人的には思ってます
たとえば
理想像をイメージする方法でも
woopにすることで確率が上がります。
それに
確率は低いのだろうけれど
完全に引き寄せだけで夢実現する人だって一部にはいるわけです。
そいういう意味では
成功者の体験が根拠っていう自己啓発の手法であっても
人によってはそれが合うって人もいるはず。
だけど
闇雲にいろいろ試すより
こうやって
わざわざ大規模な実験をして
統計的に確率の高い方法を調べてくれてる研究者がいてしかも
その情報にカンタンにアクセスできるのだから
活用しない手はありませんね(^^)