長期投資するならアメリカにするべき理由【米国ETFとSP500投信に金融資本全力投入】




私は長期投資するなら
基本アメリカのインデックス投信と米国ETFをメインに考えています。

もっとも、応援したい、コレクションしたい日本企業
日本の高配当企業も候補として考えています

なので
つみたてNISAも米国インデックス系ファンドを購入していますし
貯蓄でためた投資資金の投下先は
米国のETFの積み上げを軸に考えています。

なぜ私が
長期投資の投資先を米国メインにしているのか説明してみます。

飽くまで
私の考えです
別に専門家でもありません
しかし、もしかしたらなにか参考になる部分があるかもしれません


投資の事ですから
決定は自己責任でお願いします。

私も長期投資がトータルで失敗になったとしても
それはそれと結果を引き受ける心づもりです。

30年以上の長期でみると上昇トレンドじゃない日本経済

日本はここずっと経済は上昇トレンド
のように見せられてます
たとえば

https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239726/#chartDialog

 

 

これは
iシェアーズ・コア 日経225 ETFのチャートです。
2008年の経済危機のあとも順調にあがってます。

ですが
日経225は
もうすこしスパンを長くすると
バブルの高値圏を未だこえていません。

とはいえ1991年3月
バブル崩壊の頃と同じくらいまで値段が上がってますね。

でも、そんな好景気ですか?
好景気の実感がないにも関わらず
株価がバブルの時代に近づいているのは違和感があります。

なにかからくりがありそうです。

一方の米国は
リーマンショックとかいろいろあれども
上昇トレンドです。

https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239726/#/

 

リーマンショック級の打撃でもびくともしない!?

このチャートみてると
リーマンショックの頃の衝撃を未だ覚えている世代としては驚くばかりです。

あれ以上の経済への打撃はそうそうないでしょう。

米国経済はそういう意味で信頼感があります。

米国株は今かなり高値圏ですね。
憶測ですが
早晩また暴落するような事件があるかもしれません。

その時は買い時です。

リーマンショックの時に
アメリカに投資する勇気ありました?
あの頃
優良株がディスカウントされている!と喜んでいた
ジェームス・スキナーさんが異質に思えた事覚えてます。

アメリカ経済も好調ですが
この数年は日本の経済も堅調の印象があります。

GPIFと日銀が買い支える日本の株価は幻想?

ですが
これ幻想かもしれない。

日本の年金ファンドのGPIFは
国内の大企業の筆頭株主になってます。
GPIFは資金規模が大きすぎて
大企業しか買えないということもありますが。

また、
日経新聞の記事によると
日銀の日本株の上場投信の投資額は
6兆円にものぼるようです。
ファナックやオムロンなどの23社ですでに筆頭株主になっているようです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43792260W9A410C1EA2000/

これって
怖くないですか?

日本の公的資金による日本株への
投資額が半端な金額ではない。

GPIFは今は運用成績は良いので
喜んでますが
→GPIF喜びのトップページはコチラ

GPIFの投資資金が増えれば増えるほど
GPIFの利益確定タイミングで
株価が下がる。
→日本株が上昇すると売り圧力がかかることになる。

また

そもそもGPIFは年金の運用を委託されているのだから
国が年金支払うために国庫納付もするので
これから
高齢者が増えて
現役世代が減るのだから
運用資産は減っていく事になる。

膨大に流入している公的資金は長期投資だから浮動株が減ってしまっているという問題も指摘されている

企業の業績を反映しているのではなく
公的資金の流入で株価が見た目高いのだとしたら
それは幻想と言えます。

・・・日本の株高に期待しすぎるのは危険かもしれない。

参考
https://zuuonline.com/archives/116129

メガバンクも実質外資なんでは・・・

天才的な頭脳をもつが
自慢が多くて有名な苫米地博士の
『2050年 衝撃の未来予想』を拝読させていただきました。

メガバンクや上場企業の筆頭株主である
日本マスタートラスト信託銀行
日本トラスティ・サービス信託銀行など
なぞの金融機関名みたことありませんか?
これらの金融機関の出資が実は外資だったりするらしい

https://www.mufg.jp/ir/stock/stock_information/index.html
https://www.smfg.co.jp/investor/stock/capital_shares.html
https://www.mizuho-fg.co.jp/investors/stock/holder.html

上からずらっと。
ですが外資だなんてパッとみてもわかりませんよね。

マスタートラスト信託銀行はもとはチェース・マンハッタン銀行らしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E4%BF%A1%E8%A8%97%E9%8A%80%E8%A1%8C

トラスティも株主は三井住友信託系だけども
ファンドの出資は外資と。

これが事実とすると
メガバンクは実質外資ですね。
メガバンクが実質外資って・・・

そして
日本マスタートラスト信託銀行もトラスティも
GPIFから年金を委託されて運用している。
https://www.gpif.go.jp/operation/annual2018_report_q4.pdf(97P)

大丈夫か日本。

日本の株価が長期的にみて
上昇トレンドを続けるだろう!
と楽観的に思えればいいのですが・・・

そして
私達日本人は
人的資本を全力で日本に一点集中で投資している点も
見逃せない。

日本は唯一の日本語圏で人口が億を超える円の経済圏という問題

私達が使っている日本語は日本でしか通用しません。
固有の言語であるにも関わらず
1億人以上が日本語を使う
日本語&円の経済圏です。

だから英語を使わなくても不便がありません。
日本語だけで充分生活ができます。
死ぬまで。
おそらく日本で有数の金持ちを集めてみても
ネイティブレベルで英語話せる人間なんてひとつまみでしょう。
これだけ英語の重要性が言われている今でも。これ憶測ですが。

つまり
私達の9割の人間の職業は
日本でしか通用しません。

ということは

日本国籍を持ち日本で本業を持って日本円で税金を納めるという
この通常の日本人のライフスタイルは
人的資本を全部日本に集中投資しているのと同じです。

良い例えかどうか不明ですが

英語のオンライン英会話の教師をみてみると
セルビアの人多いですよね。

世界は英語は共通の言語を通じて
シームレスに経済圏が溶け合っているので
自分で構築したスキルの流用ができる人が多い。
少なくとも日本よりは多い。

もちろん
日本でも
言語を超えて流用できる人的資本もあるにはあるでしょう・・・
が、私に関して言えば
私の本業は日本以外で流用できるものではありません。

円しか稼げないというのは
日本国に集中投資しているということ

もし
日本の経済が今後しずんでいくとしたら・・・
長期下降トレンドに全額投資し続けるのって怖くないですか?

人的資本とは?
橘玲さんの幸福の資本論より。
人間の資本を
人的資本・金融資本・社会資本に分類して
幸福を合理的に追求する答えが提示されている。
人的資本は
お金を稼ぐ能力の事

日本以外の世界にも分散投資するなら
米国・欧州・BRICs・中国はどうか?

中国と米国で覇権争いは間違いないが中国に投資する?

中国は
遺伝子編集ベビーの件などにも象徴されるように
倫理面をすっとばして独裁でバシバシテクノロジーツリーを
進めてますね。

先行者が懐かしい。

謎の国ですが
BATHなど経済発展は著しい
人口14億・・・凄まじい。

でも・・・

中国に投資する???

▼次善の策としてBRICsはどうだろうか?

BRICsとは?
ブラジル・ロシア・インド・中国の頭文字をとった造語
資源などもあるので高成長が期待されている
一般的にハイリスク・ハイリターンと言われている。
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/eng/b/E0013.html

BRICsに投資しているETFのロングチャートをみてみよう

https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/251603/ishares-bric-50-ucits-etf#chartDialog

 

BRICsの成長と必ずしも連動しない

リスクをとってる分に見合ってない?ような

▼欧州はどうなのか?

日本国内から欧州に投資するには
ETFを買うの早い。

欧州に投資しているETFのチャート

https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239736/ishares-europe-etf

iシェアーズ ヨーロッパ ETF

2007年後半からの世界金融危機での
下げをかろうじて回復して、上昇を続けている。

BRICsのチャートでもそうだけど
あのときの経済危機は
本当に世界規模でやばかったんですね。

ちなみに
iシェアーズ・コア S&P 500 ETF
つまりアメリカのインデックスのETFのロングチャート

https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239726/

2007年末からの下げが
押し目で
そこ
リーマンショックだったよ
って言われないと気づかないレベル。

アメリカの住宅バブルの崩壊に端を発する世界規模の
金融危機だったのに
アメリカ経済だけさっさと持ち直していく。

米国経済が潰れたら世界も一緒に沈むでしょう

もし、、
アメリカ経済が破綻して
世界も同じく沈むとしたら
もはや
世界分散の意味はないですね。

ということでまとめると

米国に1点投資はアホなのか?
人的資本を日本円に全力投資している私達は
金融資本を海外向けるほうがリスク回避になる
海外に目を向けるとアメリカに分散投資するのがよさげ

と思う次第です。

これを妻に伝えた所

アメリカは嫌いだから
欧州にも分散して

とのことで

女性の直感は侮れないので
欧州のETFも組み込もうかと思案しています。

欧州ETFなら
バンガードが経費率が安く
これが候補になるかなー。
https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VGK_JP.pdf

 

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オススメネット証券口座の結論

・【一つだけならココ】SBI
楽天と同じく手数料が安いです。
50万円までなら売買手数料無料の定額プランもあります(単元未満株除く)
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単元未満株の取り扱いもあります。

楽天証券

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米国株やETFの円決済可能(スプレッド25銭かかりますが)でとっつきやすい。
単元未満株が買えない。

マネックス証券
単元未満株OK
米国株購入はトレードステーションでこれがちょっと初見分かりづらいです。
僕は昔から使っていますが
売買手数料が群を抜いて高いです。
が、株のスクリーニングなど無料で使えるツールが便利。

 

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ほぼ手数料横並びの中で
売買手数料が群を抜いてやすいです。
また、米国株円決済と手数料無料の2点で
米国ETFの購入口座として現在最有力です。
ただしドル決済は無し
単元未満株は買取請求のみ

・【単元未満ならココ】SBIネオモバイル証券

単元未満株を大量購入するなら候補になります。
月額50万円までならどれだけ売買しても200円のみしかかかりません。
ワン株(マネックス)やS株(SBI)などの単元未満株では定額プランはありませんので
どうしても最低手数料がネックになって手数料が割高になります。
ですので単元未満株を大量に手数料無料で買うならネオモバが最良です。
毎月取引してなくても200円かかり続けるのがネックですが
この200円はポイント還元されて次の株式購入に当てれるので実質は無料です。