今回は
ネット証券各社の
米国株やETFに投資する場合の売買手数料を比較してみます。
投資を始めるなら
アメリカへの投資はもはや必須です。
3つ理由があります
目次
米国の株式やETFになぜ投資するのか?3つの理由
①長期スパンでみると右肩上がりの成長をしているから
日本でも現在は株高が言われていますが
日本経済を冷静にチャートでみると1989のバブル時代の高値圏を抜けきれてません。
Monaneko – http://www.stat.go.jp/data/getujidb/zuhyou/d09.xls
http://indexes.nikkei.co.jp/nkave/archives/data, GFDL, リンクによる
一方で米国の経済は
リーマンショックで2008年の9月に大暴落しましたが
記憶に新しいあの出来事すら
長期的には一つの押し目になってるにすぎないです。
長期的な成長にかけるなら
日本経済より米国に投資するほうが合理的です。
②高配当を狙える
日本と比べると株主還元への意識が高く
株主優待などがない分配当への還元が多いです。
増配をつづけている会社も多く見つかります。
高配当を狙えるETFも見つかります。
▼参考)米国の高配当ETFを買うならならココがオススメ
③ネット証券利用で米国投資ハードルがめちゃくちゃ低い
例えば
アメリカの不動産に投資するとなると
素人がやすやすとは出だしできませんよね。
一方で
米国株やETFであればネット証券を利用すると
簡単に投資できます。
ネット証券口座を開いて
買う株やETFを選んで
購入するだけです。
しかも米国株は1株から購入できます。
では
いざ実際に
米国株やETFを買ってみるかなーとなった際に
ネット証券各社によって
投資方法や取引手数料が全然違います。
一度まちがった証券会社で口座もつと
今後購入するたびに割高な手数料を払い続けることになると損です。
株移管はだいたい無料とはいえ
やすやすとメインのネット証券口座を変更できません。
(お金も入金し直したり複数の証券会社にまたがると管理が大変だし)
なので
主要なネット証券口座で
米国の株やETFに投資する場合の手数料を比較できる表を作成しました。
米国へ投資したいけど
どこのネット証券で始めるか迷っている人の参考になれば幸いです。
米国株式 ETF 投資手数料比較表
証券会社 | 手数料 | 最低手数料 | 上限 | 為替スプレッド |
---|---|---|---|---|
マネックス証券 | 0.45% | 無料 | 20米ドル | 25銭 |
SBI | 0.45% | 無料 | 20米ドル | 25銭 |
楽天証券 | 0.45% | 無料 | 20米ドル | 25銭 |
DMM 株 | 無料 | 無料 | 無料 | 25銭 |
税抜で統一すると
SBI 楽天 マネックス証券は
横並びですね。
DMM株のみ米国株の手数料が無料です。
手数料 0.45%だと具体的にはどれくらい?
DMM以外のネット証券の売買手数料は約定金額の0.45%(税抜)の手数料ですが
これってどんなもんなんでしょう?
ざっくりとした目安に
たとえば
Appleの場合
原画(原紙)(原文): Rob Janoff – https://www.apple.com/ac/globalnav/2.0/en_US/images/ac-globalnav/globalnav/apple/image_large.svg, パブリック・ドメイン, リンクによる
現在株価は
297ドルです。
ドル円は
108.08
スプレッドは25銭なので
108.33円なので
一株買うのに
32,174円かかります。
手数料は0.45%ですので
144円が手数料です。
噛み砕くと
10万円分の米国株を買うなら
450円が手数料になるという事です。
毎月10万円分米国株かETFに投資するなら
年間で5,400円が手数料となります。
ちなみに
4,444ドル以上の購入に関しては
手数料上限20ドルで天井で一定です。
上限20ドル手数料毎月かかるレベルで購入するなら
年間240ドルの手数料がかかる。
DMMは
円貨決済のみしか対応していないとはいえ
米国株メインで取引するなら
手数料無料は馬鹿になりません。
米国株の円貨決済を取り入れているのは【楽天証券】【SBI証券】【DMM株】
本来
米国株へ投資する場合は
あらかじめ
円をドルに替えておく必要があります。
が、
円貨決済を取り入れているネット証券もあります。
▼円貨決済って?
米国株を購入するときに
ドル円の為替交換を自動で行ってくれる決済方法で
ようするに
ドルを予め用意しなくても米国株買えるよって事です。
円貨決済に対応しているのは
楽天証券と
DMM証券
SBI証券です。
DMM株証券に関しては
逆にドル決済に対応していないので
円高のときに予めドルに替えておくという事はできません
現在のように108円というのは
円高にあたるかと思います。
一時前は120円だったわけで
約10%も安くドルが買えるので
手数料の節約分もぶっ飛びますよね。
▼1万ドルを交換する場合
ドル円110円→110万円必要
ドル円100円→100万円必要
10万円も安く交換できます
為替変動のリスクは気にしないとすれば
為替手数料25銭は全社一緒ですので
単純に売買手数料が0円のDMMは
米国株とETFの購入の為の口座としては有力。
【オマケ】米国ETFに積立投資する方法
米国株式に投資する場合
高配当ETFが購入候補の一つになりますが
SBI証券だと自動積立が可能です。
積立投資の自動化のメリット(ドルコスト平均法)は
別にゆずるとして
自動積立は合理的な選択です。
各社投資信託であれば
自動積立に対応していますが
米国株ETFとなると
自動積立できるのはSBI証券の定期買付のみとなります。
▼米国株式・ETF定期買付の手数料はいくら?
定期買付の手数料は
通常の株式・ETF購入代金と同じで別に余分に手数料が取られることはないです。
つまり
1注文あたりの約定代金×0.45%
最低手数料→0米ドル
上限手数料→20米ドル
です。
まとめ
米国株の手数料だけで見るなら
DMM株が安いです。
為替変動リスクを鑑みて
円高の際にたくさんドルを交換しておきたい
という人は
楽天証券・SBI証券・マネックス証券の口座が必要です。
ただしマネックスのみ円貨決済に対応していないので
いざ購入する段階でドルの買付余力がないと
ドル交換を挟む必要があってめんどくさいです。
また
米国株式&ETF
をドルコスト平均で定期買付できるのは
SBI証券だけなので
トータルで考えると
SBI証券が便利です。
手数料のみで考えるなら
DMM証券がやすいです。
【Q】ネオモバイル証券で米国株は買える?
単元未満株をほぼ無料の手数料で買えるネオモバイル証券は
日本株を買い集めるのに大変便利です。
ネオモバイルが米国株をカバーしていれば
嬉しかったのですが
ネオモバイル証券は米国株の取り扱いがありません。
参考記事
国内の株式売買の手数料比較表も作りました。
結論だけ書くと
単元未満株を買い揃えるならネオモバ
単元株買えるならSBIの定額が手数料安くつきます。